2軍球団から唯一の育成指名→1軍勝利 驚きの成功物語が“相棒”にくれた自信…ドラフト指名へ数字より大切なこと
10月23日のプロ野球ドラフト会議まで、あと1か月ほどとなった。2軍イースタン・リーグに参加して2年目のオイシックスからも、複数の指名候補が最後の追い込みにかける。昨秋のドラフトで、ここからヤクルト入りした下川隼佑投手が、8月31日に1軍初勝利を挙げた。選手と周囲の見方に与える影響とは。(数字は9月22日現在)

オイシックスから育成でヤクルト入り、1軍で勝った下川隼佑の好影響
10月23日のプロ野球ドラフト会議まで、あと1か月ほどとなった。2軍イースタン・リーグに参加して2年目のオイシックスからも、複数の指名候補が最後の追い込みにかける。昨秋のドラフトで、ここからヤクルト入りした下川隼佑投手が、8月31日に1軍初勝利を挙げた。選手と周囲の見方に与える影響とは。(数字は9月22日現在)
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下川は昨秋の育成ドラフト3位でヤクルト入りした。アンダースローから独特の球筋で注目され、5月に支配下昇格。そして8月31日の広島戦では先発しプロ初勝利を挙げた。オンリーワンの武器を評価され、NPBの世界で居場所を作りつつある。
昨季、下川がイースタン・リーグで残した数字は、40試合で4勝8敗、防御率3.86と決して突出していたわけではない。オイシックス側では、102奪三振がリーグ最多だった以上に、先発でも中継ぎでも、平均して安定した力を発揮した点が評価されたのではないかと考えている。
昨季、オイシックスでは複数の選手にNPB球団からの調査書が届いたものの、指名までたどり着いたのは下川だけだった。その選手が積み上げた実績は、チーム内外に大きな影響を与えている。対外的には、年齢を重ねた選手にも伸びしろがあると見てもらえるのではという期待がある。下川は2000年3月生まれで、26歳になる学年からNPB入りした。
武田勝監督は「ここで3年かかった選手だけど、大学を出ても、まだ成長できるといういいケースになるんじゃないですかね」とみている。さらに「困ったときに助けてくれる選手と見られたんじゃないかな」。先発でもリリーフでも、マウンドに上がれば“仕事”をしてくれる選手だと評価されたというのだ。
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