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韓国17歳「私は大谷選手とスタイルが違う」 遊撃&151キロ、才能豊かな二刀流は“別の道”模索【U-18W杯】

野球の国際大会「ラグザス presents 第32回 WBSC U-18野球ワールドカップ」が沖縄県那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇などで開催中だ。上位6か国によるスーパーラウンドに進んだ韓国代表で、遊撃を守る17歳のオム・ジュンサンは、最速151キロ右腕という顔もある二刀流。今後の野球人生にどのようなプランを持っているのか聞いた。

U-18野球ワールドカップに出場したオム・ジュンサン【写真:羽鳥慶太】
U-18野球ワールドカップに出場したオム・ジュンサン【写真:羽鳥慶太】

韓国代表のオム・ジュンサンは遊撃手と投手の二刀流

 野球の国際大会「ラグザス presents 第32回 WBSC U-18野球ワールドカップ」が沖縄県那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇などで開催中だ。上位6か国によるスーパーラウンドに進んだ韓国代表で、遊撃を守る17歳のオム・ジュンサンは、最速151キロ右腕という顔もある二刀流。今後の野球人生にどのようなプランを持っているのか聞いた。

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 韓国は8日のイタリア戦で、3投手継投によるノーヒットノーランを達成し8-0で勝利した。この試合で6回から登板し、最後を締めたのがオム・ジュンサンだ。2回を投げ5奪三振という快投だった。「2番・遊撃」で先発し、途中からマウンドへ立った。

 中学時代は投手としてプレーしていたが、選手層の厚い高校に入ったため、一時野手に専念していたという。ただ監督と話し合い、今年7月から投手としてもプレー。代表でも投打の両方で起用されている。

 ただ、投手と野手のどちらが好きかと問われると「野手ですね」と即答。「肩とセンスが守備のほうが生きると思いますし、打撃では本来、あまり三振することなくきっちりコンタクトして長打も打てるタイプの打者だと思います。この大会序盤はちょっと欲が出てしまったのがよくなかったですが……」と、スーパーラウンドでの活躍を誓う。

 韓国の高校球界でも、投打二刀流の選手が増えているという。大谷翔平(ドジャース)は韓国でも人気で、その影響ももちろんある。オム・ジュンサンも「とにかくネットを見れば、検索しなくてもいつも出てくるので……。(大谷を)よく見ています。この道を歩んでみて大谷選手は体力的にすごいなと、より感じるようになりました」。ただ大谷とはちょっと違った方向で、一流になりたいと願う。

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