野球チェコ代表が日本の高校生に受けた衝撃「練習がすごくて…」 感じた強み「米国とは全然違う」
2023年に行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の際、日本国内で大きな話題となったのがチェコ代表だ。プロ野球のロッテはその後も、キャンプにコーチを招くなど交流を続けている。今年8月には、代表歴もあるマルティン・カラーベク外野手が来日。10日に始球式が予定されていたオリックス戦は雨天中止となったものの「THE ANSWER」のインタビューに応じ、両国の野球について語ってくれた。

オコエにたまげた10年前、カラーベクが語る日本野球の強み
2023年に行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の際、日本国内で大きな話題となったのがチェコ代表だ。プロ野球のロッテはその後も、キャンプにコーチを招くなど交流を続けている。今年8月には、代表歴もあるマルティン・カラーベク外野手が来日。10日に始球式が予定されていたオリックス戦は雨天中止となったものの「THE ANSWER」のインタビューに応じ、両国の野球について語ってくれた。
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カラーベクが初めて日本に来たのは10年前のこと。2015年に甲子園球場などで行われた「U-18ワールドカップ」に参加するチェコ代表の一員としてだった。日本とはファーストラウンドで対戦し、0-15で7回コールド負け。大会を通じても1勝7敗で、出場12チーム中最下位に終わった。その時、カラーベクには強烈に覚えている光景がある。
「日本代表には今、巨人にいるオコエ選手がいたんですけど、彼の練習がすごくて……。ファウルを打っただけでも、あんな遠くまで飛ばせるんだって本当に驚いたんです」
滞在中には甲子園でプロ野球の試合も見た。チェコには今もプロ野球がなく、人々が野球に心を奪われ、熱狂している光景が心に残った。この時の代表からはのちに、2023年のWBCで代表の中心となる選手が出る。大谷翔平投手から三振を奪ったオンジェイ・サトリア投手や、現在巨人でプレーするマレク・フルプ外野手だ。
カラーベクも2017年に米国への留学を経て、国内リーグの常勝球団ドラッツイ・ブルノでプレー。昨夏のプラハ・ベースボールウィークでは代表に選出され、多くの選手がプロ入りした大学日本代表とも戦った。その上で日本野球の強みを、こう見ている。
「アメリカとか中南米の野球は自分が中心というか、遠くまで飛ばせばいいとか、速い球を投げればいいとか、チームプレーに徹するわけではないところがあると思います。日本はサインが出たらヒットエンドランとか、まずそれをこなす。チームの意識が全然違いますよね。個人主義なのか、チームが一番なのかです」。さらに「日本とチェコの野球は近いと思っているんです。まずチームプレーというやり方が」と続ける。
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