日本バスケの未来のために 八村塁が作り出し、NBA名コーチも舌を巻いた熱狂 “世界基準”を目指す挑戦

八村がテーマに掲げた「覚悟」
2日間のキャンプでも、限られた時間を最大化するためのマインドが叩きこまれていた。「ゲームスピード」。選手たちは常に試合の時と同じスピードで動くことが求められた。「ゆっくりやっていたら向上しないよ!」とハンディ氏の檄が飛ぶ。選手と信頼関係を築くには指導者も本気にならなければならない。「コーチも一緒に汗をかいて!」。そんな声が響くアリーナは常に熱気に満ちていた。
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レブロン・ジェームズやカイリー・アービングらも指導してきたハンディ氏は、「15年ほどNBAでコーチをしてきて様々なアリーナを訪れたが、本番の試合でもないのにこれだけの熱気は素晴らしい」と絶賛。「世界中でキャンプをやってきたが、これまでの経験でもトップレベルの素晴らしいキャンプだ」と八村が作り上げた光景を称えた。
八村は初日の会見で、今回のテーマに「覚悟」を掲げた。トップレベルの選手になるためには、目標に向かって地道な努力を続けなければならない。中高生に向けてそれを伝えると同時に、指導者やスタッフら関わる人たち全てが“世界基準”にならなければ、世界と戦えないというメッセージも送った。日本バスケを少しでもよくしたい――。八村のそんな覚悟が伝わる3日間だった。
(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)
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