ぬいぐるみを持ち歩く選手も…地球の裏側「アルゼンチンでも有名」

　ドイツ代表のトビアス・クリックは昨夏のパリ五輪中に男性誌「GQ」ドイツ語版のインタビューに登場。日頃から常に持ち歩いている「10個の必需品」の1つに烏野高のミドルブロッカー・月島蛍のぬいぐるみを挙げ、「僕を少し象徴するためのものなんだ。幼い頃、このようなメガネをかけていたからね」と告白していた。

【注目】日本最速ランナーが持つ「食」の意識　知識を得たからわかる、脂分摂取は「ストレスにならない」――陸上中長距離・田中希実選手（W-ANS ACADEMYへ）

　THE ANSWERの取材にクリックは「『ハイキュー!!』は僕にとって特別なんだ。見ていて僕もこんな風にプレーしたいとインスピレーションを与えてくれる」と説明。月島の印象的なシーンを聞くと、白鳥沢学園高の世代No.1スパイカー・牛島若利をモンスターブロックで止めた場面を挙げた。クールな月島が珍しく雄叫びを上げた名シーンを「しゃぁああー！」と取材エリアで再現したほどだ。

「ハイキュー!!」グッズを持ち込んでいたのはクリックだけではない。アルゼンチン代表のマヌエル・アルモア・モレルは、自身のインスタグラムのストーリー機能で、バッグにつけたお守りやキーホルダーの写真を投稿。2つのキーホルダーは青葉城西高のセッター・及川徹のぬいぐるみだった。ファンからもらったもので「大好きなんだ。これはアルゼンチンでもとても有名なんだ」と地球の裏側まで届いていることを明かした。

　日本の人気アニメに刺激を受けた世界のトップ選手たちが“頂の景色”を見るためにボールを繋いだ5日間。のべ6万5122人の観客にバレーボールは面白いと証明していた。