南米バレー名手、日本ファンへ抱いた敬意「そういう文化なんだと」 大阪で1年、触れた特別な情熱――アルゼンチン代表・パロンスキー
「買取大吉 バレーボールネーションズリーグ2025 千葉大会」の男子は20日、千葉ポートアリーナで最終日を迎え、世界ランク10位のアルゼンチンは同16位のトルコに3-2(18-25、25-21、25-19、17-25、17-15)で勝利した。2024-25シーズン、SVリーグの日本製鉄堺ブレイザーズでプレーしたルチアーノ・パロンスキーが12得点の活躍。日本のファンに感謝し、SVリーグで学んだ姿勢を明かした。

買取大吉 バレーボールネーションズリーグ2025 千葉大会
「買取大吉 バレーボールネーションズリーグ2025 千葉大会」の男子は20日、千葉ポートアリーナで最終日を迎え、世界ランク10位のアルゼンチンは同16位のトルコに3-2(18-25、25-21、25-19、17-25、17-15)で勝利した。2024-25シーズン、SVリーグの日本製鉄堺ブレイザーズでプレーしたルチアーノ・パロンスキーが12得点の活躍。日本のファンに感謝し、SVリーグで学んだ姿勢を明かした。
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口で言う程簡単なことじゃない。それでも決して諦めなかった。3戦白星なしで最終日を迎えたアルゼンチン。この日も第1セット(S)を先取されたが、時には客席に飛び込むほど懸命にボールを追いかけ、攻撃へとつなげた。両者譲らぬ長いラリーに観客は喝采。チーム3位の12得点を挙げたパロンスキーは「厳しい試合だったが、散々な第1Sから持ち直せてよかった」と逆転勝利に安堵した。
2024-25シーズンは大阪を本拠にする日本製鉄堺でプレー。日本での1年について「とても気に入ったよ。特にファンのみんながね。本当に特別だった。堺だろうが堺以外だろうが、いつもどこでも全ての試合に来てくれようとしていた」と感謝した。今大会で唯一日本戦がなかった19日もチケットは完売。熱心な日本のファンについて「バレーが本当に好きで、今やそういう文化なんだと思う」と敬意を示した。
3月にはクラブから退団が発表されたが、その中で「日本でプレーする経験は素晴らしいもので、将来またこのリーグでプレーできることを願っています」とコメントしたパロンスキー。1年間で学んだのは「Never Give Up」の精神だ。「選手もスタッフも常に『諦めるな』と言っていた。15メートル離れていても、最後までボールを追いかけていた」。その姿勢を代表に持ち込もうとしている。
もちろん、それは気持ちだけではできないこと。「諦めないように走って、また走って、とするには優れた体の状態を作らないといけない」。ここぞの場面で足を動かせるように。何度も聞かされた「Never Give Up」の言葉を胸に汗を流した日々がフルセット勝利につながった。
(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)
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