2年連続の2冠争いでも「全然ダメです」 2軍球団からドラフト目指す25歳がかみしめる助言「そんなに甘くない」

NPB球団からは高評価も聞こえるが…指名への高いハードル
ひたむきに、まっすぐ努力する知念には、さまざまなNPB選手からヒントがもたらされる。「いろんな会話があって、いろいろ教えていただいているので。しっかり向き合いながらやっていきたい。ホームラン王、取りますから」。前半戦のキングは日本ハムの有薗直輝内野手で12本だが、抜き去るつもりでいる。
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知念は扱いの難しいバットを手に「もっとちゃんと当てられるはずですし、遠くへ飛ばせるはず」と高い目標を掲げる。「自分の感覚とまだズレているんです。相手が崩してくるので特に」。それでも昨季と遜色ないペースで安打を重ねているのは、技術のベースが上がっているからだ。
NPB球団の編成担当からは「あれだけ強く振っても当てられるのは、天性のセンスでしょう」との声も上がる。評価は決して低くないが、25歳の左打ち外野手。現在の選手市場に最もあふれるスタイルでもある。他の選手と比べたときにはっきりした長所がなければ、ドラフト指名への道は開けない。
「チームのためにも、もっと率も長打も欲しい。もっと勝ちに貢献したい。イメージしていたほど貢献できていないので」
20日には、香川県丸亀市で行われるフレッシュ球宴に初出場する。ここにも打撃のヒントがあるかもしれない。「自分をさらけ出して、いろんな選手と交流してみたいですね」。確率と長打という欲張りな両獲りに、チームと自身の未来がかかる。
(THE ANSWER編集部・羽鳥 慶太 / Keita Hatori)
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