2年連続の2冠争いでも「全然ダメです」 2軍球団からドラフト目指す25歳がかみしめる助言「そんなに甘くない」
プロ野球の2軍は前半戦の日程を終えた。イースタン・リーグに参加して2年目のオイシックスでは、昨季首位打者と最多安打の2冠に輝いた知念大成外野手が今年も打率.291、85安打と2部門でトップを走り、タイトルを争っている。ただ本人は「全然ダメです」と納得がいかない様子だ。ドラフト指名のために思い描いた姿との間で、ズレが生じているのだという。

オイシックスの知念大成、2年連続のタイトル争いも自己評価は激辛
プロ野球の2軍は前半戦の日程を終えた。イースタン・リーグに参加して2年目のオイシックスでは、昨季首位打者と最多安打の2冠に輝いた知念大成外野手が今年も打率.291、85安打と2部門でトップを走り、タイトルを争っている。ただ本人は「全然ダメです」と納得がいかない様子だ。ドラフト指名のために思い描いた姿との間で、ズレが生じているのだという。
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「1年じゃ慣れないよ、そんなに甘くないとは言われていたんですが、予想以上でした……」
知念は長打力のアップを掲げ、今度こそNPBにドラフト指名される選手になろうともがいている。昨季は打率.323、129安打を残しリーグ2冠。複数球団から調査書も届いたが指名漏れした。その原因を打席での怖さがないためと分析し、バットを34.5インチ(約87.6センチ)という長尺に変えて今季を戦っている。短く、軽いバットが主流となっているプロ野球では異例のサイズ。あえて例えるなら、ドジャースの大谷翔平投手が使っている長さだ。
長いバットからはより強い遠心力が生まれ、ボールを飛ばすには有利。ただそれはしっかり扱えることが大前提だ。筋力も技術もより必要になる。ここまでの本塁打は8本。昨年の4本からすでに倍増しているのだが「ホームラン王を取るつもりでやっているので、全然ダメです。まだまだです」と首を振る。
知念はチーム一の本数のバットを持ち歩いている。「自分の本質はアベレージヒッターだと思う」というところから長打力を上げるために、バットの選択も重要だと考えているからだ。相手投手や状況に応じて、細かく使い分けもする。対戦するNPBの選手にバットをもらい、さまざまなアドバイスを受けることも。長尺バットは「そんなに甘くない」という言葉も、オフに自主トレをともにした西川遥輝外野手(ヤクルト)と2軍で再会した際に聞かされた。
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