「私はこのチームに必要なのかな」 尾崎佳奈を救ったハンドボール姉弟の絆 涙と笑顔の現役ラストマッチ
ハンドボール・リーグHの熊本ビューストピンディーズは13日、東京・代々木第一体育館で行われたプレーオフ(PO)初戦で香川銀行シラソル香川と対戦。24-27で敗れた。29歳の元日本代表・RW尾崎佳奈にとって現役ラストマッチ。弟でレッドトルネード佐賀に所属するCB尾崎聖との絆に感謝し、「幸せだった」と涙した。

リーグHの姉弟プレーヤー 尾崎佳奈は今季で引退
ハンドボール・リーグHの熊本ビューストピンディーズは13日、東京・代々木第一体育館で行われたプレーオフ(PO)初戦で香川銀行シラソル香川と対戦。24-27で敗れた。29歳の元日本代表・RW尾崎佳奈にとって現役ラストマッチ。弟でレッドトルネード佐賀に所属するCB尾崎聖との絆に感謝し、「幸せだった」と涙した。
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見せ場は試合開始56秒、いきなりやってきた。速攻で飛び出した尾崎にボールが渡る。「絶対に決めてやる」。得意の“逆足”で力強く飛んで放ったシュートは、見事ゴールネットを揺らした。渾身の笑顔でガッツポーズ。チームメートと喜びを爆発させ、勢いを与えた。
「私自身最後。チームメートが繋いでくれたのかな」
現役最終戦は前半途中で退き2得点。敗戦後は「思わず『うわぁー』と泣いてしまった」。観戦していた聖に声をかけられ、込み上げる感情が抑えられなかったからだ。
姉弟でともにPOへ進出したのは今回が2度目。「弟が頑張っているから、頑張ろうと常に思えていた」。先にPOを決めた聖を見て「私も絶対に出たい」と燃えた。前夜は電話で激励を受けている。取材時には、涙から笑顔に表情は変わり「同じリーグで一緒に戦えたことは嬉しかったし、幸せだった」と姉弟の絆を滲ませた。
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