大学サッカー界の雄、明大が長友佑都ら育てた名トレーナーを招いた理由とは
期待したのは「グローバルで活躍できる視点」
ワールドクラスのアスリートを指導してきた木場氏の言葉に、選手は真剣に耳を傾けた。そして2日目はアジリティを鍛えるトレーニングで汗を流した。
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「90分間走り抜けるフィジカル強化がテーマです。日常とまた違う刺激を入れて、個人レベルに落とし込む。部員1人1人が成熟して、継続を目指す。その一方で、明治大学のサッカー部では人作りがテーマです。サッカー選手としても、ビジネス界でもグローバルで活躍するという視点があります。今回の合宿もその1つに繋がると思います」
UAEで行われたアジアカップでは長友とFC東京・室屋成という同部出身のサイドバックが日本代表で揃い踏み。ビジネスのフィールドでも世界基準の人材を育成、輩出することもサッカー部の使命だと、栗田監督は強調していた。木場氏招聘の狙いは、その点にもあったようだ。
「目標はそれぞれの大会の優勝ですが、学生には毎日毎日、自分自身を超えていってもらいたい」
部員の日々の進化を期待した栗田監督。世界を強く意識した明大サッカー部の2019年シーズンに注目したい。
(THE ANSWER編集部)