金崎、安部、永井… 実力者達が合宿打ち上げ、最終日のキーワード「15秒」とは?
敏腕トレーナーが語る「15秒」の重要性とは
狭いスペースで大粒の汗をかく選手たち。公式戦で対戦するライバルのトレーニングをすぐ隣で目の当たりにすることで、目に見えない緊張感や刺激も生まれる。
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「個人的な経験ではキレを出すために最高のトレーニング時間は15秒。30秒では体の使い方も崩れ、俊敏性だけでなく、持久力にもかかってきてしまいます。ダッシュ、ストップでもブレさせない。15秒間でフルパワーを出し切ることを、今回のトレーニングでは重要視しました」
最終日にクールダウン代わりに地元の中高生とゲーム形式の練習を行ったが、安倍は圧倒的なドリブルの切れを示していた。体を苛め抜いた合宿最終日とは思えないほどの俊敏さだった。
木場氏は「合宿2日目までは坂道でのトレー二ングで臀部とハムストリング、体幹に負荷をかけた。そして、体幹の基本の重要性を再確認した後、アジリティのメニューに移行することで、オフで寝ていた筋肉を呼び起こした。安倍選手は疲れていてもキレが出ていると話していました。選手も今回の自主トレでカラダの目覚めを実感したと思いますよ」と太鼓判を押した。
寒風吹きすさぶ中、あまりにストイックな自主トレで一気に仕上げた。万全の準備を整えてキャンプインする「チーム木場」。今季の躍進に大いに期待したい。
(THE ANSWER編集部)