金崎夢生、安部裕葵、永井謙佑… 5クラブ7人の実力者たちが地獄の合同合宿を行う理由
サッカー日本代表は9日にアジアカップ開幕戦となる1次リーグ初戦トルクメニスタン戦を迎えるが、八丈島では代表経験者らが地獄の自主トレを展開している。
シーズンが始まればライバルとなる5クラブ7人の選手が八丈島で合同自主トレ
サッカー日本代表は9日にアジアカップ開幕戦となる1次リーグ初戦トルクメニスタン戦を迎えるが、八丈島では代表経験者らが地獄の自主トレを展開している。
【注目】育成とその先の未来へ 野球少年・少女、保護者や指導者が知りたい現場の今を発信、野球育成解決サイト「First Pitch」はこちら
昨年度のベストヤングプレーヤー賞を受賞した鹿島FW安部裕葵、名古屋DF宮原和也、広島MF野津田岳人から鳥栖FW金崎夢生、F東京FW永井謙佑という日本代表経験者が集結している。シーズンが始まれば、ライバルとなる5クラブの実力者はなぜ合同合宿を展開しているのだろうか。
「例えば、安部選手は自分がアドバイザーを務めていた瀬戸内高校1年の時から自分のトレーニングを続けています。野津田選手と宮原選手は自分がサンフレッチェユースのコンディショニングアドバイザーだった頃に指導していた選手です。育成年代からの指導も八丈島合宿のメンバー構成の一因になっています」
こう語ったのは八丈島自主トレを主宰するプロトレーナーの木場克己氏だった。体幹、体軸、バランスを強化する「Koba式体幹・バランストレーニング」の開発者で、競泳のリオデジャネイロ五輪代表・池江璃花子(ルネサンス亀戸)らトップアスリートを指導。日本郵政女子陸上部もアドバイザーとして指導し、16年に創部3年目で全日本実業団女子対抗駅伝(クイーンズ駅伝)優勝に導いたスペシャリストだ。
世界基準のアスリートのみならず、レアル・マドリードの下部組織に所属するMF中井卓大と横浜MのFW久保建英ら“神童”のトレーナーも務めており、育成年代でも手腕を発揮している木場氏だが、彼らは長年体幹部分を強化してきた、いわば門下生だ。今年で10年目を迎えた年始の八丈島合宿に参加し、シーズンインに向けた準備を進めている。