衝撃V2中谷潤人を作った米国合宿で目撃 汗だくヘロヘロ…15歳から続く「精神と肉体」の過酷修行
課題を口にした会見「自分の中ではまだまだ?」に即答「またビデオを…」
夢はPFP1位。その実現には世界的評価のある選手を倒すことが手っ取り早い。該当者は1つ上の階級にいる井上だ。米メディアを筆頭に、今、世界が望むカードだ。
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「もちろんイメージすることはあるし、具体的には(対策を)やっていないけど、たまにルディ(エルナンデストレーナー)からもアドバイスをもらう。意識はあります」
自身はバンタム級に上げたばかり。「まだ挑戦するとかそういう形ではない」と早期の転向には慎重姿勢だ。今の階級でやり残しがある。他3つの世界王座はWBAを堤聖也、IBFを西田凌佑、WB0を武居由樹が保持。「王者なら誰でも。評価のある選手とやりたい」。中谷は全部奪う覚悟だ。
三重に生まれ、ボクシングを教えてくれた恩師が中学3年時に急逝。指導者に恵まれず、15歳で単身米国に渡った。刺激的なリングで磨いた精神と肉体。1万1000人を熱狂させた直後の会見では課題を口にした。「自分の中ではまだまだ?」の問いに即答。
「もちろん。またビデオを見直して反省したい」
誰が止めるんだ。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)