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大谷翔平が米国人まで幸せにする理由「毎日が歴史だ」 熱狂的右翼席で見上げた放物線の美しさ

米ファンに聞く、大谷の本塁打が人を幸せにする理由「この年でこんな想いを…」

 今季53個の宝物を放り込んだ大谷。打席が回ると球場職員も仕事を手放し、そっちのけでグラウンドを見つめる。なぜ、大谷の本塁打は人を幸せにするのか。右翼席の米ファンに聞いた答えはシンプル。ドジャースキャップを被ったオジサンは捲し立てた。

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「誰も見たことがないからだろ。毎日のように歴史をつくっている。そんなヤツはいない。だから、みんなが見たがるんだ」

 背番号17、ファン歴30年という70代のおばあちゃんも笑っていた。

「誰もできなかったことを見るのは爽快なのよ。この年になって、まだこんな想いをさせてもらえるなんてね。あと、彼は7億ドルも持っているんだから。フフフ」

 帰りのタクシー待ちエリア。日本から来たキャピキャピの若い女子の声が聞こえてきた。

「大谷くんのは『届きそう?』じゃなくて、『カーンッ!』って感じ。来てよかったぁ」

 ホームランを打った日はみんなが幸せになる。理由はそれぞれあるだろう。国枝さんは「アメリカ人も(17番を)着ているのが凄まじい」と表現していた。それが同じ日本人。一つの繋がりだけで、また誇らしくもなる。

○…25日(同26日)の大谷は2-2に追いついた4回2死一、二塁、一時勝ち越しとなる右翼フェンス直撃の適時二塁打。3-3の6回2死一、二塁でも中前に決勝打を放った。すかさず二盗を決め、2001年イチローに並ぶ日本人最多のシーズン56盗塁に。試合後は「ファンの盛り上がり、チームの士気も高いと思う」と表現した。マジックは2。26日(同27日)のパドレス戦に勝利すれば地区優勝が決まる。

(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)

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