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戦力外通告から3年、元ドラ1が2軍球団で再浮上のワケ 吉田一将が語る独立リーグとの“違い”

今季からプロ野球の2軍イースタン・リーグに参加しているオイシックスで、かつてのドラフト1位右腕が輝きを取り戻している。元オリックスの吉田一将投手は、ドラフト指名を目指す若い投手に負けじと時速150キロのストレートで攻め続ける。戦力外通告を受けてから、独立リーグでの2年間を経ての再浮上。自身の鍛えなおしとともに、環境が与えてくれる変化もあったという。

吉田は戦力外通告から3年目の今季が、一番好調時に近いと話す【写真:羽鳥慶太】
吉田は戦力外通告から3年目の今季が、一番好調時に近いと話す【写真:羽鳥慶太】

オリックス退団から3年…今季はNPB2軍に初参加のオイシックスでプレー

 今季からプロ野球の2軍イースタン・リーグに参加しているオイシックスで、かつてのドラフト1位右腕が輝きを取り戻している。元オリックスの吉田一将投手は、ドラフト指名を目指す若い投手に負けじと時速150キロのストレートで攻め続ける。戦力外通告を受けてから、独立リーグでの2年間を経ての再浮上。自身の鍛えなおしとともに、環境が与えてくれる変化もあったという。

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 2リーグ14球団に拡張されたNPB2軍では今季、球団ごとに違うものの140試合前後を戦う日程が組まれた。オイシックスの前身は、昨季までBCリーグで戦っていた新潟アルビレックス。平日は練習、週末に試合という日程が定着していた選手にとっては、いきなり試合が倍近くに増えた。

 そんな、新球団にとっての“未知の領域”も、吉田にとっては勝手知ったる舞台だった。オリックスでは2016年、2018年とリリーフでフル回転。両年とも21ホールドを残している。そして今季はチーム最多の25試合に投げ1勝3敗、防御率2.45。25回2/3を投げ投球イニングに迫る24三振を奪ってもいる。

「戦力外になった次の年より、今のほうが良かった時に戻っている気がします。球速が戻っているのが大きいですね。続けてきたトレーニングの効果がここにきて出ているのかもしれません」。重ねてきた努力のほかに、参加するリーグが変わったことによる環境の変化も大きいという。

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