大坂なおみは女子テニスの顔になれるか 「∞の可能性」に向くWTAファミリーの渇望
WTA代表が明かした気遣い「一番重要なのは彼女が幸せであること」
しかし、ハリウッドのような華やかな表舞台を好むシャラポワと違い、大坂は極めてシャイだ。自他共認めるように、他からの期待は大坂にとってプレッシャーになる。この面をWTAは理解しており、大坂を急かして「女子テニスの顔」に押すまいと気を遣っている。
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「まず一番重要なのは彼女が幸せであること、納得していること」と念を押すのはWTA代表ミッキー・ローラー。「ナオミにあの機会、この機会と次から次へとビジネスを勧めるのは簡単な話だけど、それをやってしまうと今度は彼女のテニスが犠牲になってしまう。そうなると次はワークライフバランスが崩れ始め、全ての歯車が狂う。その辺りは賢く、バランスを取りながらやらなければならない」
果たして大坂はシャラポワ以来、女子テニスの真のグローバルスーパースターになれるか。その序章となり得る2019年シーズンは見ものだ。
(THE ANSWER編集部)