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無名の高校から大学→NPB→MLBへ 今永昇太が壁を越えられる理由、会社員でも出世しそうなメタ認知

カブス入団会見の第一声で引用した球団応援歌

 それは、筆者がこれまで取材してきた“伸びるアスリート”の共通項にも感じる。

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 今永と同じ時期、東都大学と同じ神宮を拠点とする東京六大学で取材した高梨雄平(当時早大)はプロ入りを狙った社会人野球で戦力外寸前、「自分がここからプロに入る唯一の方法」を計算し、球界で希少な左のサイドスローにドラフト半年前で転向。今や巨人に欠かせぬ中継ぎとして1億円プレーヤーに。

 実際にインタビューした選手でも、スピードスケートの小平奈緒、ラグビーの稲垣啓太ら、一流と言われ、特に言葉に力を持つアスリートにも似た感性を感じた。

 1月に行われたカブスの入団会見。今永は第一声、球団の応援歌「Go Cubs go」の歌詞を引用して「Hey, Chicago!」と呼びかけ、喝采を受けた。これも新入りの日本人が、アメリカの記者やファンにどう振る舞えば喜ばれるか、客観視してのものだろう。会社員になっても間違いなく出世していたと思う。

 もちろん、ファンが一番喜ぶのはピッチングで勝利をもたらし続けること。新人王、そして投手のさまざまなタイトル獲得を期待したくなる。

(THE ANSWER編集部・神原 英彰 / Hideaki Kanbara)

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