史上最多9544人集結、裏方も本気で挑んだ“最後のVリーグ” 可能性示し「世界最高峰」へ再出発
来季からは世界最高峰を目指す「SVリーグ」に
サントリーの小野寺太志は「僕たちを支えてくれたのは沢山の声援で、それを作ってくれたのは裏方の方々。今シーズンずっと支えてもらっていた」と感謝。スタッフの努力なしには実現しない晴れ舞台だった。
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現行のVリーグは再編成され、この秋から「SVリーグ」に名称を変えて新たなスタートを切る。プレーはもちろん、観客の満足度でも世界最高峰を目指す。
FSでは女子トイレの行列を回避するため、一部の男子トイレを女子トイレとして使用。託児所も設置し、選手の家族や一般客が予約制で利用した。女性ファンが多い特性を考えた配慮。来季は試合数が増加し、ホームで20回程度の試合数が見込まれる。
「何回も来てもらえるように。選手も好きだけど、チームも好きになってもらいたい」と吉田氏。FSだけでなく、各ホームゲームでのクオリティアップにも尽力していくつもりだ。
小野寺は「Vリーグでこれだけ多くの方の前でプレーしたのは初めて。この空間をレギュラーシーズンでも作り出せるように、ファンの皆さんと一緒に新しいリーグに繋げていきたい」と意気込む。実力、人気ともに高まりを見せている日本バレー界。この秋に始まる新たなリーグへ、選手もスタッフも一丸で向かう。
(THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂 / Kaho Yamanobe)