9544人を燃やしたデュース12回の熱い攻防 主将セッターはトス1本を噛み締めた「終わらないで」【Vリーグ】
バレーボールのV1リーグ男子ファイナルステージ(FS)の決勝が3月31日、東京・有明コロシアムで行われ、レギュラーラウンド(RR)2位のサントリーサンバーズが同1位のパナソニックパンサーズに3-0(25-18、37-35、25-19)で勝利し、2年ぶり10度目の優勝を果たした。昨季3連覇を逃して始まったシーズン。日本代表のセッター・大宅真樹主将は王者奪還への道のりを明かした。
バレーボールVリーグ1部ファイナルステージ
バレーボールのV1リーグ男子ファイナルステージ(FS)の決勝が3月31日、東京・有明コロシアムで行われ、レギュラーラウンド(RR)2位のサントリーサンバーズが同1位のパナソニックパンサーズに3-0(25-18、37-35、25-19)で勝利し、2年ぶり10度目の優勝を果たした。昨季3連覇を逃して始まったシーズン。日本代表のセッター・大宅真樹主将は王者奪還への道のりを明かした。
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手に汗握る試合だった。24-24から12回デュースが続く凄まじい展開。35-35からサントリーはデ・アルマス ・アラインのアタックで得点し、最後は相手のスパイクミスで決着。大宅は「第2セットを取れたことが最大の勝因」。RR1位の強敵を勢いそのままに振り切った。
「去年負けて、表彰式で1位と2位は全く違った。その時間をもう過ごしたくないという気持ちが強かった」
昨季は決勝でWD名古屋に敗れ、自身も納得のいくプレーはできなかった。リベンジを誓った舞台。「今のサンバーズでできる100%のトス配分」。エースのムセルスキー・ドミトリーを中心に、要所では他の選手にトスを上げ、攻撃に幅を持たせた。自身は2度目の最高殊勲選手賞を獲得。チームとしても、個人としても雪辱を果たした。