侍Jに完全リレーをくらっても「誇り」 欧州選抜監督が言ってのけた収穫「計画を実行できた」
野球の「カーネクスト 侍ジャパンシリーズ2024 日本vs欧州代表」第2戦が7日、京セラドームで行われ、日本代表「侍ジャパン」が2-0で連勝。6投手をつなぎ、欧州代表に走者を1人も許さない完全リレーを披露した。2試合18イニングを戦い、日本から得点を奪えなかった欧州代表だが、マルコ・マッツイエーリ監督(イタリア)は連日「選手を誇りに思っている」と繰り返した。進化を目指し、狙い通りの戦いをできたという充実感がそこにはあった。
走者を1人も出せず敗れたが…投手起用は大成功
野球の「カーネクスト 侍ジャパンシリーズ2024 日本vs欧州代表」第2戦が7日、京セラドームで行われ、日本代表「侍ジャパン」が2-0で連勝。6投手をつなぎ、欧州代表に走者を1人も許さない完全リレーを披露した。2試合18イニングを戦い、日本から得点を奪えなかった欧州代表だが、マルコ・マッツイエーリ監督(イタリア)は連日「選手を誇りに思っている」と繰り返した。進化を目指し、狙い通りの戦いをできたという充実感がそこにはあった。
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侍ジャパンの完全リレーばかりが話題となるが、点差を見れば2点にすぎない。侍ジャパンは決して楽に欧州代表に勝てたわけではなかった。2回に日本が先制したのは、先頭の田村俊介外野手(広島)が三ゴロ失で出塁し二進、1死後山本祐大捕手(DeNA)の中犠飛で生還してのもの。8回に奪った2点目も、2死一、二塁から紅林弘太郎内野手(オリックス)のゴロが遊撃手の失策を誘い、二走が生還したものだった。
マッツイエーリ監督は「2失点には2つのエラーが絡んでいる。投手のせいではない」とキッパリ。さらに、7投手のリレーで日本を散発5安打に封じたのに満足げだ。「我々は日本のバッターに合う布陣を考えて、どうするかという計画を実行できた」と言ってのける。
欧州の野球シーズンも、日本と同じくこれから開幕する。さらにNPBのような完全なプロリーグが存在するわけではなく、他に本業を持ちプレーする選手ばかりだ。キャンプを終えた日本のプロ選手以上に調整途上にあると考えれば、上々の結果だというのだ。