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医学部ゆえの注目「悪いことじゃない」 最速147km、竹内奎人が頭に描く12球団入り→医師の道

野球をやり切ったら、一旦“封印”した整形外科医への道を再び歩み始める予定【写真:本人提供】
野球をやり切ったら、一旦“封印”した整形外科医への道を再び歩み始める予定【写真:本人提供】

常について回る「医学部出身」のフレーズ「悪いことじゃない」

 体が動く今しかできない野球をやり切ったら、一旦“封印”した整形外科医への道を再び歩み始める予定。医師となるには国家試験に合格し、卒業後に研修医として2年間経験を積まなければならない。竹内の場合は2月の国家試験合格を目指し、卒業後は野球に没頭。引退後に研修医となる考えだ。

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 昨年のドラフトでは、京大医学部の水口創太投手がソフトバンクから育成ドラフト7位指名を受けた。医学部からのNPB入りは史上初だったが、水口は理学療法士などの人材を育てる人間健康科学科出身。竹内が12球団入りすれば医学部医学科からは初となる。

「医学部出身」の言葉が常について回るが「それ自体は悪いことじゃない」と話す。自身を知ってもらい、応援してもらえるきっかけになり得るからだ。「まだ何も成し遂げていない」と前置きしつつ、いつか夢を叶えた時の願いも明かしてくれた。

「いま野球と勉強を両方頑張っている小中学生は、2つを天秤にかける時が絶対来る。そんな時に『あいつにできるなら自分も』って、両方頑張る人が1人でも増えてくれたら自分としては嬉しいです」

 誰も歩んでこなかった道。竹内の挑戦は後進にとって一つの道しるべになるはずだ。

(THE ANSWER編集部・宮内 宏哉 / Hiroya Miyauchi)

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