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観客も“甲子園の土”を体感できる 「FLAT ARK」内野洋平が仕掛ける10周年の節目

2024年に開場100周年を迎える阪神甲子園球場。甲子園の愛称で親しまれる日本一有名な球場が12月、その歴史に新たな1ページを書き加える。12月23、24日、甲子園初のアーバンスポーツとしてBMXフラットランドの世界大会「FLAT ARK 2023」が開催されることになった。

FLAT ARK主宰者であり、BMXフラットランドで11度世界王者に輝いた内野洋平【写真:荒川祐史】
FLAT ARK主宰者であり、BMXフラットランドで11度世界王者に輝いた内野洋平【写真:荒川祐史】

阪神甲子園球場100周年記念事業として12月にBMXフラットランド国際大会開催

 2024年に開場100周年を迎える阪神甲子園球場。甲子園の愛称で親しまれる日本一有名な球場が12月、その歴史に新たな1ページを書き加える。12月23、24日、甲子園初のアーバンスポーツとしてBMXフラットランドの世界大会「FLAT ARK 2023」が開催されることになった。

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 神戸から始まり今年で10周年を迎えたFLAT ARK×来年で100周年を迎える甲子園。異色の組み合わせからどんな仕掛けが飛び出してくるのか。FLAT ARK主宰者であり、BMXフラットランドで11度世界王者に輝いた内野洋平は「高校野球っぽい演出があったり、観客もグラウンドから見られるので、いつもと違う甲子園、いつもと違うFLAT ARKを楽しんでほしいですね」と自信たっぷりに微笑む。

 東京オリンピック以来、大きな盛り上がりを見せているアーバンスポーツ。ここまで100年の歴史を紡いできた甲子園が、これから100年の歩みを考えた時、アーバンスポーツの存在を無視することはできなかったようだ。今年6月、FLAT ARKに甲子園開催の誘いが舞い込んできた。

「甲子園で開催される1発目の競技として、フラットランド、FLAT ARKに声を掛けてもらえたのは光栄なこと。スケートボードもBMXパークも足を踏み入れたことがない場所。準備期間は短かったけど『こんなチャンスはない。とりあえずやろう!』と結構すぐに決めました」

 競技者であり、主宰者でもある内野がまず行ったのは、海外から参戦する選手の確保だった。フラットランドが盛んな欧米はキリスト教文化が主流なため、選手の多くはクリスマスを地元で家族と一緒に過ごしている。「日本で言えばお正月みたいなもの。参加できない選手も多いと思っていた」という内野の予想通り、「10周年の記念大会にぜひ参加したかったのに……」と後ろ髪を引かれながら欠場するFLAT ARKの常連メンバーも。それでも、海外19の国と地域から40人を超えるライダーが参加表明したのは、FLAT ARKが持つ世界でのステータスの高さ、そして内野の人望によるところだ。

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