「英語力」はバスケ選手の財産 海外経験ゼロのBリーガー飯田遼、語学習得につながったプロの日常
文法が正しくなくても「単語をつなげれば理解してもらえる」
最後に飯田は、これから英語習得を目指していく学生たちに次のようなアドバイスとメッセージを送った。
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「『何を言ってるか分からない』とか『単語が難しい』みたいな理由で、英語を敬遠する人もいるかもしれません。でも、日常的に英語に触れて慣れていけば、英語はそんなに難しいものではないと思います。それこそ、文法が多少間違っていても単語をつなげれば言いたいことをそれなりに理解してもらえるし、何か間違っていたら相手が教えてくれますから。漫画を読んでもいいし、映画を字幕付きで観たりしてもいいし、音楽を聴くでもいい。とにかくたくさん英語に触れれば、それだけ英語を好きになれると思います」
チームスポーツ、特にグローバルスポーツのバスケットボールにおいて、英語でコミュニケーションを取る力は今後一層求められていくだろう。自分から相手に話しかける。相手の言いたいことをきちんと聞き、理解しようと試みる。どの言語でも共通であろうコミュニケーションの原則をベースに、ぜひ新たな一歩を踏み出してほしい。
■飯田 遼(いいだ・りょう)
1995年4月11日生まれ、長野県出身。佐久長聖高、拓殖大でともにキャプテンを務めるなどチームの中心として活躍すると、2018年1月に信州ブレイブウォリアーズの特別指定選手に。大学卒業後も信州でプレーし、18-19シーズンのB2優勝に貢献した。その後もパスラボ山形ワイヴァンズ、香川ファイブアローズとB2を渡り歩き、今季自身にとって初となるB1の川崎ブレイブサンダースと契約した。
[川崎ブレイブサンダース公式サイト]
https://kawasaki-bravethunders.com/
(青木 美帆 / Miho Aoki)