【アジア大会ライター取材日記】5人制選手がぶっつけ出場 新種目の「バスケ3×3」
5人制が本職の馬瓜「「もしかしたら、こっちの方が合っているかもしれない」
それでも、長谷川監督が言う通り、5人制で五輪を目指している選手は、能力が違います。22日は2試合。初戦はモンゴルに22-1で大勝。私が取材した第2試合の台湾戦は接戦になりましたが、相手にリードを許す展開の中、馬瓜選手が果敢なドライブを仕掛けてゴール下に入り込み、相手のファウルを受けながら得点。さらに、相手のファウルで得たフリースローも決めて逆転に成功。14-10での勝利に大きく貢献しました。5人制と3人制、ともに勝ち上がると26日に試合日程が重なりますが、その際は3人制を優先する話になっているそうです。
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思わぬかけ持ち出場になった馬瓜選手ですが「もしかしたら、こっちの方が合っているかもしれない。1対1とか好きなので。会場の雰囲気は、こっちの方が楽しい。東京五輪では兼任はできないと思うんですけど、迷いどころにはなりますね。両方選ばれたら、どうしようってなる。即決は、できないかも」と意外とノリノリ。スポーツで大切なのは、楽しむこと。おかげで、こちらもかけ持ち取材が楽しいものになりました。
(平野 貴也 / Takaya Hirano)