【ライター現地取材日記】世界最悪の渋滞の町で始まった「アジア大会」って何?
アジア大会が18日にインドネシアで開幕した。東京五輪を2年後に控え、注目競技がめじろ押し。「THE ANSWER」では、現地取材するライター・平野貴也氏の取材日記を連日展開する。第1回、そもそも「アジア大会」とはどんな大会なのか――。
スカッシュ、セパタクロー、カバディ…非五輪種目も含め40競技が行われるアジア大会
アジア大会が18日にインドネシアで開幕した。東京五輪を2年後に控え、注目競技がめじろ押し。「THE ANSWER」では、現地取材するライター・平野貴也氏の取材日記を連日展開する。第1回、そもそも「アジア大会」とはどんな大会なのか――。
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インドネシアの首都、ジャカルタ。世界で最も渋滞が酷いと言われる町で、スポーツの総合競技大会「アジア大会」が18日に開幕しました。タクシーに乗ると、横からはバイクが前に流れ込み、後ろからは公用車等を優先に通す先導パトカーがサイレンを鳴らして来ます。車も、バイクも、車線など関係なく右往左往するので、スペースがなくなり、渋滞します。開幕前に開通するはずだった鉄道も工事中で、問題解決の助けになりません。
ところで、ジャカルタの交通事情はともかく、そもそもアジア大会って何? という方が多いかもしれません。「五輪の参加国をアジアに限定した」とイメージするのが一番近いでしょう。しかし、正しい表現ではありません。陸上競技、競泳、サッカーといった誰もが知る競技だけでなく、スカッシュやセパタクロー、カバディなど非五輪種目も含めて40の競技が一斉に開催されます。中には、ブリッジというトランプゲームまであります。
アジア大会は、皆さんがそれぞれに興味を持っているジャンルを超えて様々なスポーツの魅力を知るチャンスです。他競技を知ると、自分が好きな競技を見る目が変わりますし、新たな交流も広がります。今大会は、日々、少し緩い取材日記の形で現場の話を皆さんにシェアしていきたいと考えていますので、よろしくお願いします。