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好待遇、安定を捨てて… 局アナからeスポーツキャスターに続々転身 その魅力とは

海外では競技人口が1億人を超え、2024年パリ五輪での採用が検討される「eスポーツ」。日本でも徐々に“その熱”は高まっている。今年6月には大阪の朝日放送を退社し「eスポーツ・キャスター」に転身した平岩康佑氏が大きな注目を浴びた。

柴田さん(左)は平岩氏(右)に続き、eスポーツの世界に足を踏み入れた【写真:荒川祐史】
柴田さん(左)は平岩氏(右)に続き、eスポーツの世界に足を踏み入れた【写真:荒川祐史】

静岡第一・柴田アナが新マネジメント会社「ODYSSEY」の第1号eスポーツ・キャスターに

 海外では競技人口が1億人を超え、2024年パリ五輪での採用が検討される「eスポーツ」。日本でも徐々に“その熱”は高まっている。今年6月には大阪の朝日放送を退社し「eスポーツ・キャスター」に転身した平岩康佑氏が大きな注目を浴びた。

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 平岩氏に続き「TV局アナウンサー」が再び「eスポーツ」の世界に転身することになった。静岡第一テレビで全国高校サッカー選手権、スポーツ番組のMC、ナレーション、報道番組のキャスターを務めた柴田将平さんが、eスポーツ実況者などのマネジメントを行う目的として平岩氏が設立した新会社「ODYSSEY」の第1号eスポーツ・キャスターに採用された。

 幼い頃からゲームが好きだった柴田さんは「平岩さんのアナウンサーを辞めるニュースを見た瞬間に『僕も勝負したい』と即決でした。今から盛り上がっていくeスポーツに関わることができなければ絶対に後悔する。すぐに電話しました」と振り返る。大学(法政大学)の先輩であった平岩氏の報道を見た瞬間に電話で自身の思いを告げたという。

 平岩氏も突然の電話に驚きを隠せなかった。自らと同じテレビ局を退社する後輩に、一度は説得しようと気持ちが揺らいだが、eスポーツへの思いを熱く語る柴田さんを見て気持ちは固まった。

「大学以来、7年ぶりに話をしたのがその電話でビックリしました。彼には家族もいたので、少し戸惑いましたが彼の真っすぐな気持ちが嬉しかった。実況はまだ改善の余地がありますが(笑)、すごくいい声を持っている。僕もすぐに決めました。会社の第1号キャスターとして頑張って欲しいですね」

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