【パンパシ水泳】萩野&瀬戸を「挑戦」に駆り立てた大谷翔平 「やっぱ、アイツすげーんだなって」
「『別に普通だよ。じゃあね』みたいな」―萩野と瀬戸が感じる大谷の凄さ
なかでも、今年、メジャーに挑戦した大谷は現在は故障で打者に専念しているが、異例の二刀流として大きな話題となっていた。同じ時代を同じ年数だけ生き、同じ一流のアスリートとして、共通する部分をどう感じるのか。「彼らはスポーツが好き。自分がやっていることに誇りを持っている」と萩野は語る。
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「一番に思うのは他の人が凄いなと言ったり、僕も凄いなと思う部分もあるけど、本人たちはいたって普通ということ。逆に、ただ周りが騒いでいるだけみたいな。『別に普通だよ。もっとやらなきゃいけないことあるから、じゃあね』みたいな。翔平はまさしく、そういう感じ。普段は全くの普通の人なんです。周りは凄いというだけで、本人はいたって野球少年のままです」
海の向こうで活躍する友人の活躍を刺激に変え、競技に打ち込んできた。それは少なからず力になっていた。萩野だけじゃない。瀬戸も一緒だ。競技をする上で他のアスリートから受ける影響について問うと、真っ先に「やっぱり、翔平は凄く活躍しているし、受けますよね」と明かす。
「羽生君もそうだけど、翔平に関しては、それしかしていないイメージ。すべて野球のために何かをする。野球が一番。自分は水泳が一番だけど、高い優先順位にいっぱいあるので、今日はこっち優先とかしてしまいがち。人それぞれタイプがあるけど、そういうことも必要かなと最近思う。結婚して環境も整って、水泳に没頭できる選手になったらレベルアップできると思えます」
今年、24歳になる94年世代。各競技のトップを走りながら、挑戦をやめない姿勢に力をもらい、萩野と瀬戸は競泳界を牽引している。その心が、2020年の東京五輪にもつながっていく。
(THE ANSWER編集部)