北島康介が語る萩野公介「僕があれだけの練習をやっていたら3連覇できた」
「僕がこれをできたら3回優勝できたなと思います」
4年に一度の大舞台に向けて再びモチベーションを上げていく作業は、おそらくは常人には到底理解できないことだろう。だからこそ、高い目標を掲げ、何かを糧として日々努力できるものだけが、何度も栄冠を手にすることができるのだろう。
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北島さんはオリンピックに4度出場し、2大会連続2種目で金メダルを獲得。“先輩メダリスト”から、後輩へ助言することはあるのだろうか。
「みんなに言われるのですが、なるべくしないようにしています。もちろんダメなことは注意もするし、アドバイスはしますが、水泳のことで僕がアドバイスする事なんか1ミリもない。水泳に対する取り組みとか、そのレベルの高い練習見ていると、僕がこれをできたら(五輪で)3回優勝できたなと思います(笑)。僕にはない、体にメスを入れる経験もしています。そういう決断力は僕なんかよりもすごいと思います」
北島さんから見ても萩野の競技に取り組む姿勢には一分の隙も無いのだという。そんな男が瀬戸、カリシュとのバトルに挑む、真夏の東京決戦。見逃せないライバル対決になることは必至だ。
そう力を込める北島さんが、盛り上げ役として「アスリートホスト」を務めるパンパシ水泳。ホスト役としての意気込みを語ってもらった。
「間違いなく日本の選手は活躍してくれると思います。それに対し、他国がどんな戦いをするのかが、すごい楽しみです。日本に来たいと言う外国人選手は多い。海外の選手にとっても、試合に限らず日本っていいところだなと、思ってもらえるような大会にできればと思います」
(最終回へ続く)
(THE ANSWER編集部)