【パンパシ水泳】「寺川綾さんを抜かしたい」― 小西杏奈、「世界に一人だけのスタート」を目指して
8月9日に開幕するパンパシ水泳(4日間・東京、テレビ朝日系列で中継)の注目選手22人を毎日紹介する「THE ANSWER」の「パンパシ水泳カウントダウン連載」。開幕まであと9日の第13回は女子背泳ぎの小西杏奈(中京大)。初代表を射止めた159センチは自慢の筋肉を源にした「世界に一人だけのスタート」を目指し、躍進を誓った。
「あと10日!パンパシ水泳カウントダウン連載」―初代表の159センチが目指す表彰台
8月9日に開幕するパンパシ水泳(4日間・東京、テレビ朝日系列で中継)の注目選手22人を毎日紹介する「THE ANSWER」の「パンパシ水泳カウントダウン連載」。開幕まであと9日の第13回は女子背泳ぎの小西杏奈(中京大)。初代表を射止めた159センチは自慢の筋肉を源にした「世界に一人だけのスタート」を目指し、躍進を誓った。
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「ずっと狙っていたので、夢が目標に変わって、やっと実現できたって気持ちです」
初めて背負う日の丸。小西の胸は高鳴っている。4月の日本選手権100メートル背泳ぎ。自己ベストを1秒近く更新する59秒62で2連覇を達成し、代表の座を射止めた。「凄い安堵感の方が大きくて、でもそれと同時にもっと上で戦いたいという気持ちの方が大きいので、ここがスタートラインだなって感じで、わくわくしています」と初々しく語った。
身長159センチ。女子選手の中でも小さい。170センチ級の選手が増えているが、いかにして身長差のハンデを乗り越えていのか。自身では、どう分析しているのか。
「身長が小さい分、それを補うために筋力トレーニングをしようと、凄くウエイトを頑張って、人よりも走れるし、陸上トレーニングも誰にも負けないくらい頑張ってきているので、どちらかというとボディというよりエンジンを大きくする。エンジンが大きいから戦えるという感じですかね」
クロスフィットのトレーナーに見てもらい、週2日のウエイトのほか、日々、肉体を追い込んでいる。懸垂なら20キロの重りをうけて6回はできるといい、その筋力は折り紙付きだ。通常、20キロをつけて懸垂をこなす選手は珍しい。
「背泳ぎの選手は華奢な方が多くて、全然できない人が多いけど、世界レベルで見ると20キロつけても何回でもできるよっていう選手の方が多いので、やっぱりそこにも負けたくないし。なので、そういうトレーニングもしっかりと思ってやっています」