「フィギュアスケートを撮る」という魔力 世界女王・坂本花織の全てが一体となった瞬間
フィギュアスケートの世界選手権が22日、さいたまスーパーアリーナで開幕した。「THE ANSWER」はフォトグラファー・矢口亨氏のフォトコラムを連日掲載する。今回は女子ショートプログラム(SP)の坂本花織(シスメックス)。前回女王は今季世界最高となる79.24点で首位発進を決めた。
フォトグラファー・矢口亨のフィギュア世界選手権フォトコラム
フィギュアスケートの世界選手権が22日、さいたまスーパーアリーナで開幕した。「THE ANSWER」はフォトグラファー・矢口亨氏のフォトコラムを連日掲載する。今回は女子ショートプログラム(SP)の坂本花織(シスメックス)。前回女王は今季世界最高となる79.24点で首位発進を決めた。
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持ち前のダイナミックなジャンプと豪快なスケーティングに加えて、世界女王は多彩で繊細な表現も際立ってきた。
美しい表情、しなやかな体のラインと髪の毛の動き。全てが一体となった瞬間は、狙ってもなかなか撮れるものじゃない。
意識して追えば見落とし、必死に食らいつこうとすれば何かが写っている。
それは写真の面白さの一つであり、フィギュアスケートを撮る楽しさでもある。
■矢口 亨 / Toru Yaguchi
フォトグラファー。山形県上山市生まれ。上智大を経て02年に報知新聞社入社。12年ロンドン五輪、21年東京五輪、22年北京五輪などを取材。フィギュアスケートの撮影は19年の世界選手権(埼玉)から。今年2月に退社し、フリーに転身。著書に写真集「羽生結弦2019-2020」「羽生結弦2021-2022」など。
(矢口 亨 / Toru Yaguchi)