入江陵介「もう水泳と関わりたくないと」 それでも“30歳の東京五輪”を目指す理由
東京五輪は「集大成」、パンパシを「終着点」ではなく「通過点」に
今では「米国に“帰りたい”」と表現するほど、一変した環境に慣れた。確かな進化を遂げて挑むパンパシ水泳。2年後の東京五輪へ、必ずつなげる一歩にする。
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「いよいよ2年後に来るという気持ちで日本選手権に臨み、タイム的には満足できなかったけど、着実に少しずつ上がり、感覚も良くなっているという手応えを得ている。ここから東京五輪に向け、一歩ずつ上がっていくことが重要。ここで終着ではなく、手応えを得るというパンパシにしたいと思います」
最後に、競技人生の終着点を変えるほどに影響を与えた東京五輪で、30歳となった入江陵介はどんな風景を見ていたいと思うのか、思いを聞いた。脳裏に刻まれているのは、12年ロンドン五輪でリレーを含め、3度上がった表彰台から見た景色という。
「長年、水泳会に携わってきて集大成になる大会。やっぱりもう一度、表彰台に上がりたい。その景色は上がった人にしか見えない。日の丸がいっぱいある東京の風景を見ながら立ちたい。そのメダルをいろんな人にかけて恩返ししたいというのが今、自分が一番に持っている目標です」
(明日21日の第3回は青木玲緒樹が登場)
◇パンパシ水泳、テレビ朝日系列で連日中継 パンパシ水泳は8月9日に開幕し、テレビ朝日系列では最終日まで4夜連続ゴールデンタイムで放送(9、10日は一部地域除く)。今大会から国別対抗制が導入され、1位300万円、2位200万円、1位100万円の賞金も設定。熱戦の様子を余すところなく放送する。
(THE ANSWER編集部)