日本女子ツアー初参戦、韓国人選手が感じる適応への難しさとは
韓国人選手を始め、多くの海外選手がプレーする日本女子ツアー。今季は菊地絵理香がTポイントレディスで自身通算3勝目を挙げ、日本勢の連敗ワースト記録を「8」で止めたことが話題になったが、それほど日本ツアーという場所
ユン・チェヨン&イ・ミニョンが語る日本適応の難しさ
韓国人選手を始め、多くの海外選手がプレーする日本女子ツアー。今季は菊地絵理香がTポイントレディスで自身通算3勝目を挙げ、日本勢の連敗ワースト記録を「8」で止めたことが話題になったが、それほど日本ツアーという場所は、外国勢にとって“たやすい”場所なのだろうか――。
決してそうではない。そもそも、勝負の世界はそこまで甘くはない。2010年に韓国ツアーで賞金女王となり、11年から日本ツアーに参戦しているイ・ボミも、1年目は優勝できずに終わっている。韓国ツアー11、12年賞金女王の実績を引っ提げて来日したキム・ハヌルも、日本1年目の13年は9月に初優勝を手に入れるまで、トップ10入りは一度だけで、予選落ちや棄権した試合もあった。
韓国人選手にとって、日本は距離的にも近く、時差もないが、慣れるまでにはやはり時間がかかる。
今季から日本ツアーに参戦している“8頭身美女ゴルファー”のユン・チェヨン。韓国ツアー通算1勝で、今年30歳になる彼女の日本挑戦は、実績からしてそこまで容易でないことは、ある程度想像がつく。
開幕戦から4試合の結果(ダイキンオーキッドレディス46位タイ、ヨコハマタイヤPRGRレディスカップ予選落ち、Tポイントレディス28位タイ、アクサレディスゴルフトーナメント17位タイ)を見ても、難しい戦いを強いられているようだ。ユンに日本ツアーに適応するために必要なことは何かを聞いた。