母となった30歳本橋麻里 3度目の夢へ、敗戦アジア大会で芽生えた変化
「チャンスはたくさんあったし、向こうもたくさんくれた。後半、私のところでつけ込めるところで落としてしまったのが痛かった」試合後の第一声、サードの本橋麻里は敗因を一身に背負い込んだ。
カーリング女子アジア大会銅…3度目の五輪目指すLS北見・本橋
3度目の夢へ向け、敗戦の中でハートに火が付いた。カーリング女子日本代表のLS北見が挑んだ冬季アジア大会。日本は22日の準決勝で中国に第10エンドのスキップ勝負の末に逆転を許し、地元での金メダルを逃した。
「チャンスはたくさんあったし、向こうもたくさんくれた。後半、私のところでつけ込めるところで落としてしまったのが痛かった」
試合後の第一声、サードの本橋麻里は敗因を一身に背負い込んだ。
勝てる試合を落とした。世界のトップレベルと渡り合うためには、そう簡単に与えてはくれないミスを確実に突かなければ、勝ちは逃げていく。翌日の3位決定戦でカザフスタンに17-0で快勝し、銅メダルを獲得したが、決して満足いく大会ではなかった。
これで来年開催される平昌冬季五輪前のラストシーズンが終了。それでも、アジアの頂を目指した戦いの中で本橋の心には、ある変化があったという。
「五輪のような生活をさせてもらい、チームの皆で五輪に行きたい。皆を連れて行きたいという気持ちが芽生えたことが、この大会の変化だったと思う」