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いつもと同じ練習でも景色を変える方法 バスケ渡邉拓馬が伝えたい「考える大切さ」

クリニックは1時間半に渡って行われた【写真:村上正広】
クリニックは1時間半に渡って行われた【写真:村上正広】

来年3月まで半年間のプログラム「一緒に頑張りましょう」

 1時間半にわたるクリニックの時間は、あっという間に終了。遠隔指導に参加する15人の子どもたちは夢達成ノートに「わたしの将来の夢」「未来のわたしの町をどうしたい?」「半年後の約束」などを書き込み、渡邉氏の前で発表した。将来の夢では男子5人が「NBA選手」「プロ選手」と答え、女子は「パティシエ」が人気。また、気仙沼の特産品にちなみ「ふかひれ会社の社長」というものまで、幅広い夢が語られた。

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「半年後の約束」としては「県大会で上位に入る」「ディフェンスを強くしたい」「大会で5回以上シュートを決める」「ドライブのスピードを速くしたい」など、それぞれが具体的な目標を発表。これから始まる渡邉氏との遠隔指導に胸を弾ませた。

 渡邉氏は子どもたちの発表にしっかりと耳を傾けると、こう呼びかけた。

「今日はとても楽しかったです。前回(4月)に比べると、みんな上手になった印象があります。クリニックの前に考えることが大事と伝えましたが、バスケに限らず何事も自分で考えることは大切です。今日のクリニックを終えて、自分で考えたことや感じたことは次に生かしてみましょう。色々なことを感じるアンテナを張り巡らせておくことが大事です。これから3月までの半年間、一緒に頑張りましょう!」

 これから半年間にわたり、渡邉氏と子どもたちが一緒に歩む成長の道のり。来年の3月、15人の子どもたちがどのような姿を見せてくれるのか楽しみだ。

(THE ANSWER編集部・佐藤 直子 / Naoko Sato)

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