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夢が多様化する時代だからこそ伝えたい プロ野球・内川聖一が語るスポーツの魅力

今年40歳、自身が未来に描く夢「やりたいことはいっぱいありますよ」

 今年40歳。選手としてみれば大ベテランだが、一人の野球人としてみればまだ若い。自身の未来に描く夢もある。

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「プロ野球は日本の野球の最高峰なので、プロを教えてみたい。父が高校野球の監督だったし、プロに上がる高校生に甲子園を目指して教えてみたい。僕は大分出身なので、地方や自分の故郷への想いもあり、大分の子供たちに何かしてあげたい気持ちもあります。実際に内川聖一杯という名前を冠につけた少年野球大会を実施しています。さっき言ったように、いろんな競技の選手を呼んだイベントもね。やりたいことは正直、いっぱいありますよ」

 もちろん、現役選手の立場。来たるべき時に備え、2軍で過ごすことに満足しているわけじゃない。「野球をやっている時は、当然いろいろ感じますよ。もっと野球したいとか、1軍の華やかな舞台でやりたいとか」と言って、こう続けた。

「でも、それだけじゃないじゃないですか。せっかく22年間、プロ野球をやらせてもらって、それだけに縛られて終わるのはちょっともったいない。その22年間で得られたものを、よりプラスにするためにどうしようかという段階に今いると思う。これを自分だけのものではなく、他の人に伝えながら、それが未来に広げていくことができれば……。もっと、若い子供たちのためになるんじゃないかと正直、思っています」

 インタビューで発せられた言葉すべてが、プロ22年目のシーズンを歩んでいる内川聖一の偽らざる本音だった。

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(THE ANSWER編集部・神原 英彰 / Hideaki Kanbara)

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