日本ゴルフ界を席巻 韓国女子ゴルファーはなぜ海外に進出するのか
金ソヨン「日本はゴルフをする環境がとても優れてている」
昨年、プロになって初めて韓国ツアー2部を経験した29歳の金ソヨンは、昨年初めて日本のQTに挑戦し、28位でツアーフル参戦を勝ち取った。
「若手の実力に押され、20代後半になると引退する選手がほとんど。私もゴルフをやめようとも思ったのですが、1度も優勝できていないので、諦めきれずに日本挑戦を決意しました。日本はゴルフをする環境がとても優れています。選手がゴルフにだけ集中できる環境が整っているので、技術も向上していきます」
韓国の女子ツアーも試合数や賞金額が増えているが、若手の勢いはとどまることを知らない。20代後半の選手がそれに押し出されるように日本へやってくる。
イ・ボミやキム・ハヌルも日本ツアー挑戦を決め、20代後半にして輝きを放っているのも、大きな道しるべだ。韓国から日本を選択する選手はこれからも増える傾向にあるのは確かのようだ。
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金 明昱●文 text by Myung-wook Kim