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平野歩夢が地元で愛される理由 後援会理事長が思い出す、郷土愛あふれる3兄弟の姿

「THE ANSWER」は北京五輪期間中、選手や関係者の知られざるストーリー、競技の専門家解説や意外と知らない知識を紹介し、五輪を新たな“見方”で楽しむ「THE ANSWER的 オリンピックのミカタ」を連日掲載する。

ハーフパイプ男子の決勝で金メダルを獲得した平野歩夢、後援会理事長が知る平野の地元での姿とは【写真:AP】
ハーフパイプ男子の決勝で金メダルを獲得した平野歩夢、後援会理事長が知る平野の地元での姿とは【写真:AP】

「THE ANSWER的 オリンピックのミカタ」#54 後援会理事長が知る平野歩夢の地元での姿

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 北京五輪スノーボード・ハーフパイプ男子の決勝が11日に行われ、ソチ、平昌と五輪2大会連続銀メダルの平野歩夢(TOKIOインカラミ)が、悲願の金メダルを獲得した。超大技のトリプルコーク1440(斜め軸に縦3回転、横4回転)を見事に成功させ、決勝3本目で96.00点を叩き出す劇的な逆転勝利。この激闘を見守った、地元後援会に話を聞いた。(取材・文=水沼 一夫)

 ◇ ◇ ◇

 北京五輪スノーボード・ハーフパイプ男子で平野歩夢が悲願の金メダルを獲得したことに、地元の新潟県村上市も歓喜に包まれた。

 平野歩夢後援会の幹部は地元の店に集まって試合を観戦。ソチ、平昌の両五輪は現地で声援を送った佐藤巧理事長は「もう感動でしたわ。同じ技を2回続けてやれる安定感は群を抜いていた」と絶賛した。

 ハーフパイプで9位だった弟の海祝(日大)、兄の英樹さんとともに地元で愛される3兄弟だ。佐藤さんは、平野が3~4歳の頃から成長を見守ってきた。思い出すのは兄弟で毎年、地元のイベントに参加し、公園で植樹したり、川で魚を取って遊ぶ姿だ。

「緑や自然は心の中にゆとりを与えてくれる。歩夢くんも勝つためには心が健康じゃなきゃダメだということを分かっている気がする。郷土を愛するという気持ちが自然と身についている」と目を細めた。

 3兄弟ともタイプは異なるものの、性格は真面目で、人の話をよく聞く兄弟だったという。「長男は指導者としてやっているし、2番目は選手としてトップを目指して、3番目はこれからどんな形で花を咲かせるか非常に楽しみ。英樹くんのおかげで歩夢くんがいて、歩夢くんが下の子(海祝)の面倒を見ている。こういう形は、なかなか心が健康でないとできない」と続けた。

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