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サッカーマニア必見! “トーキックの魔術師”が本物のトーキックを蹴ってみた

サッカーW杯ロシア大会が3か月後に迫っている。15日には日本代表の欧州遠征メンバーが発表されるなど、盛り上がりを見せている。

Fリーグ・湘南ベルマーレの監督を務める奥村敬人さん【写真:荒川祐史】
Fリーグ・湘南ベルマーレの監督を務める奥村敬人さん【写真:荒川祐史】

トーキックのスペシャリスト、奥村敬人氏にその強烈すぎる一撃を見せてもらった

 サッカーW杯ロシア大会が3か月後に迫っている。15日には日本代表の欧州遠征メンバーが発表されるなど、盛り上がりを見せている。

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 日本にトーキックのスペシャリストがいる。フットサル界のレジェンドで、現在はFリーグ・湘南ベルマーレの監督を務める奥村敬人さんがその人だ。実際に日本が誇る職人にトーキックを披露してもらい、「THE ANSWER」編集部がその瞬間を動画に収めた。

 ゆったりとした助走から繰り出す右足でのシュートは、まさに“強烈”の一言だ。スロー再生(2~11秒)では不規則なボールの起動や、ゆがみ具合もよくわかる。GK側の視点からの衝撃(12秒)。そしてパスを受けてからノーモーションでのシュート(13~17秒)。これが“スペシャリスト”が繰り出すトーキックの一部始終だ。

 ◇ ◇ ◇

 奥村さんにトーキックへの思いを語ってもらった。

 そもそもトーキックが持つイメージとはどういうものか。初心者が使うもの? つま先が痛くなりそう? 日本のフットサル界では、プロでもトーキックを使う選手はほとんどいないそうだが、“スペシャリスト”奥村さんは実にもったいないという。

 つま先部分で蹴るトーキック。その威力もさることながら、軌道も一定ではなくバラバラ。そして何よりの強みが、ノーモーションで繰り出すことができるため、GKの意表をつける。使いこなせば大きな“武器”となる。日本が誇る“トーキック職人”にその極意を聞いた。

「押し出して体重を乗せるというイメージ。ドライブをかけたいときはこすり上げるイメージ。球種はシチュエーションによって分けています。練習すれば、だれでもできると思いますよ。インステップキックに比べれば、トーキックはつま先で蹴ればいいだけなので、女性の方でもまず最初に上達しますね」

 練習すればだれにでもできるようになるというトーキック。初心者にこそまず勧めたいというが、そのメリットは非常に大きいものがある。

「どんなシュートが入るんだろうと考えて、トーキックが1番入ると思った。誰よりも練習したと思います。点がとれるのになんで使わないんだろうと。やっぱり(つま先が)痛いからとか、意外と蹴りづらいとか、歩幅を合わせづらいとかで。ただ間違いなくGKからすると、軌道がわかりづらい。インステップよりも、モーションが早くタイミングがとりづらい。トーキックは一番点を取りやすいんです」

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