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「人生で一番辛かった」ベトナム挑戦 松井大輔が綴った9か月のすべてとフットサル転向

将来は「子どもにサッカーを教える立場も面白い」【写真:窪田亮】
将来は「子どもにサッカーを教える立場も面白い」【写真:窪田亮】

同年代の選手と交わす「最後は楽しく終わりたいよね」という会話

 将来的には子どもにサッカーを教える立場も面白いなと考えていて、フットサルを知ることによってサッカーの世界でも指導の幅を広げることができるはず。知らないよりは知っていたほうがプラスですし、探求心がなくなったら人間としての成長は止まってしまいます。子どもとの関わりはコロナ禍でもオンラインを活用すれば方法はあると思うので、いろいろ考えていきたいです。

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 最近、同年代の選手や引退した選手と話していると「最後は楽しく終わりたいよね」という会話になります。もしかしたら40代の選手の口癖なのかもしれません(苦笑)。僕としてはずっと隔離状態だったので、とにかくボールを蹴りたい、ボールに触りたかった。その欲が溢れていて、引退するという選択はあまり考えませんでした。必要とされるならずっとボールを蹴っていたいですしね(笑)。

 ということで、日本に帰ってきたので「ベトナム挑戦記」は今回が最終回になります。サッカー同様に志半ばでの終わりになってしまいますが、僕らしく突き進んでいればまたどこかで皆さんと会うこともあるでしょう。これからも松井大輔と、そしてY.S.C.C.横浜フットサルの応援をどうかよろしくお願いします。

 それではまた会う日まで。松井大輔でした。

■松井大輔 / Daisuke Matsui

 1981年5月11日、京都府生まれ。サッカーの名門、鹿児島実業高校を卒業後に京都パープルサンガ(現・京都サンガ)でプロキャリアをスタートさせる。2004年にフランス、ル・マンへの海外移籍を皮切りに、ロシア、ブルガリア、ポーランドでプレーし、Jリーグではジュビロ磐田、横浜FCでプレーした。日本代表としても活躍し、ベスト16に輝いた2010年南アフリカワールドカップにも出場。今年1月から、ベトナムのサイゴンFCに移籍していた。

(藤井雅彦 / Masahiko Fujii)

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