「コロナ陽性6人が陰性に…」 日本のテニス最年長ランカー、海外転戦のドタバタ告白
43歳でテニス界現役最年長ランカーとして有名な松井俊英(AFPグループ)が、新型コロナウィルス感染拡大の影響で封印状態だった海外ツアーを1年10か月ぶりに再開。「THE ANSWER」に現地発のコラムを寄稿した。今回はダブルスのパートナーの身に降り掛かった偽陽性トラブルを告白している。
43歳・松井俊英が現地発コラムで予期せぬ事態を回顧
43歳でテニス界現役最年長ランカーとして有名な松井俊英(AFPグループ)が、新型コロナウィルス感染拡大の影響で封印状態だった海外ツアーを1年10か月ぶりに再開。「THE ANSWER」に現地発のコラムを寄稿した。今回はダブルスのパートナーの身に降り掛かった偽陽性トラブルを告白している。
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みなさん、こんにちは。松井です。代表戦ATPカップを除いて、22か月ぶりに海外ツアーを回っています。パンデミックの影響で日本国内やアジアの大会の延期や中止が続く現状で、健康などのリスクを天秤にかけながら、ツアーに出るか、苦悩する日々が続いていました。
しかし、国内でじっと待っていてもATPからプロテクトされているポイントも無くなってしまう。プロテニスプレイヤーとしてのキャリアが自然消滅してしまうのは絶対に避けたかったので、欧州でツアーを転戦することにしました。
今回は上杉海斗選手とダブルスでコンビを組んで、ラファエル・ナダル選手の生まれ故郷、スペイン・マジョルカ島で行われた「ラファ・ナダルOP」を皮切りに、3大会に出場中です。コロナ禍で欧州にトッププレイヤーが集まっています。
カテゴリーが1つ下のチャレンジャーの大会ですが、ナダルOPにはフェルナンド・ベルダスコ選手、レンヌの大会ではアンディ・マレー選手、リシャール・ガスケ選手ら、ダブルスでグランドスラム優勝の経験を持つ名手も参戦しています。ハイレベルです。
久々のツアーなので、やはり実践感覚を取り戻すのが難しい。ナダルオープンは初戦負けでしたが、マッチポイントを手にしながらの逆転負け。次のカシス・チャレンジャーではベスト4でしたが、本来なら優勝できたはず。手応えを徐々に感じながら、今はスイスのビールに来ています。
欧州では新型コロナウィルスのワクチンパスポートとPCRの陰性証明さえあれば、飛行機移動も、レストランの食事もスムーズです。日本で2度接種した際の証明書を携帯に画像データで記録しているので、それを提示すれば、オッケーです。