[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

桃田賢斗、五輪以来の実戦へ 3年後パリ五輪は「見ていない。積み重ねの先にあれば」

学生時代以来の主将に「取り組む姿勢で示していけたら」

 日本は、遠征の最初の大会となるスディルマン杯と、続けてデンマークで臨む男子団体戦のトマスカップで、強豪のマレーシアと同組。桃田は、2020年3月に14か月ぶりの国際大会出場となった全英オープンで敗れたリー・ジージャとの再戦が見込まれる。朴柱奉ヘッドコーチによれば、現在は五輪後に休んだ後でトップフォームには戻っていないというが、どんな戦いを見せるか楽しみだ。

【注目】育成とその先の未来へ 野球少年・少女、保護者や指導者が知りたい現場の今を発信、野球育成解決サイト「First Pitch」はこちら

 朴ヘッドコーチは「キャプテンのイメージを持ってやっていければ、雰囲気が変わるかなという部分も考えた」と、東京五輪の惨敗から這い上がる桃田に、新鮮な視線を与えたかった意味合いも持って主将に指名したことを明かした。桃田が主将を務めるのは、学生時代以来だが、こちらも自然体で臨むつもりだ。主将としての取り組みについては「言葉ではあまり上手く伝えられないので、取り組む姿勢で示していけたらいい。理想は、背中を見せて引っ張っていく感じですけど、それはできないので、みんなに頼りながら、チームの一人ひとりが自覚を持ってやっていけたらいいかなと思う」と肩ひじを張らずに答えた。

 日本代表は、スディルマン杯後にデンマークへ渡り、男女別の団体戦トマスカップ&ユーバーカップに参戦。さらに個人戦のデンマークオープン、フランスオープンと欧州で4大会を転戦し、6週間の長期遠征となる。チームとしても、個人としても東京五輪後の再出発だ。当然、次の目標は2024年パリ五輪となるが、桃田は「出られるなら出たいですけど、まだそこは、見ていない。積み重ねの先にあればいい。五輪の結果で、しっかりと自分の順位というのが分かった。変なプライドは捨てて、ゼロからチャレンジャー精神で向かっていけたらいいかなと思います」と決意を語り、リスタートの舞台へと旅立った。

(平野 貴也 / Takaya Hirano)

1 2
W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
UNIVAS
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集