被写体・松田直樹の魔力 カメラマンが忘れられない背番号31「彼だけ諦めてなかった」

亡くなって今年で10年、直樹君のような熱い選手を撮り続けたい
亡くなって今年で10年になります。
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最近、マリノスのサッカーを見ていると、彼の想いが具現化されていると感じます。アンジェ(ポステゴグルー前監督)になって以降、0-3で負けていても全然、諦めない。どんどん攻めにいく。あの世から見ていて「おお、いいじゃん」「攻めてるじゃん」と頷いてくれていると思います。
だから、今、天国の彼に伝えることがあるとするなら、直樹君が愛してやまなかったマリノスは着実に進歩してるよ。直樹君がやりたかった“攻めるサッカー”はちゃんとやれるようになってるよ。そこは心配しないでね、ということ。
僕はカメラマンとして、選手のいろんな表情を撮りたい。特に、0-1でも0-2でも0-3でも、負けていても次の1点を獲ろうと必死になり、一丸となって攻めてくる表情。それは勝っている時とは全く違うもの。
時には監督の指示を破ってでも上がってくる、それこそ直樹君のような熱い選手を撮り続けたいと思います。
横浜F・マリノス オフィシャルカメラマン
草野裕司
(THE ANSWER編集部・神原 英彰 / Hideaki Kanbara)
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