大学には「年俸10億円監督」が存在 高校運動部も“勝敗”でコーチの報酬に影響するか
モンゴメリー学区の勤務評価内容、6つの実例
【基準1】チームと運動部員である生徒へのかかわり
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1 校内の生徒に運動部に参加することを奨励し、リクルートする。
2 運動部員である生徒の学業成績をモニターし、必要な介入を支援する。
3 運動部員の生徒のポジティブな人格、市民としての育成を促進する。
4 運動部員の生徒に対する明確な期待と基準を定めて実行する。
5 健康と安全のガイドラインと手順に関する包括的な知識を用いる。
【基準2】コーチはスポーツに精通しており、生徒に効果的な指導を提供する。
1 MCPS(モンゴメリー公立学区)、MPSSAA(メリーランド州公立中学校・高校運動協会)、NFHS(全米高校協会)のガイドラインと規則を遵守する。
2 スキルや戦略を含むそのスポーツの総合的な知識を示す。
3 運動部員である生徒と保護者に、健康と安全に関して期待されることと手順を確実に伝える。
4 プログラム(活動カリキュラム)にテクノロジーとイノベーションを取り入れる。
5 大学からのリクルートに関して、運動部員の生徒を適切に支援し、指導する。
【基準3】コーチは自分のプログラムを効果的に管理し、関係者と良好な関係を築く。
1 運動部員である生徒、保護者、関係者と効果的かつ適切なコミュニケーションをとる。
2 学校管理者と協力して、チームのイベントや活動を計画する。
3 学校や地域社会でスポーツやプログラム(活動カリキュラム)を振興する。
4 チームの活動の前、やっているとき、活動後の適切な見守りを提供する。
5 練習やコンテスト用の施設の準備をする。
【基準4】コーチは、運動部員である生徒やチームの進歩を継続的に評価し、結果を分析し、個人やチームの成果を向上させるために適切な対応をする。
1 チームのセレクション、1軍選手に与えるバーシティー・レター、各賞の基準を確率し、書面で伝達する。
2 シーズンを通して、練習やコンテスト(試合)の計画、準備、評価を行う。
3 チームと運動部員個人の高いレベルでの成功を促進するための方法を発展させる。
4 チームや運動部員個人の成績、記録を適切に保持する。
5 チームや運動部員個人に対し、シーズン前、シーズン後、シーズン中に評価とフィードバックを与える。
【基準5】コーチは、継続的な改善と成長に取り組んでいる。
1 高いレベルのスポーツマンシップを推進し、模範となり、MCPS(モンゴメリー学区)スポーツマンシップ賞プログラムをサポートする。
2 健康と安全に関する有効な認証を持っている。
3 専門的な開発活動に参加する。(クリニック、会議、認証コースなど)
4 MCPS(モンゴメリー学区)や地元の学校のプレシーズンやポストシーズンのコーチミーティングに参加する。
5 備品、ユニフォーム、消耗品の正確な取得と在庫の確認をする。
【基準6】コーチは高いレベルのプロ意識を持つ。
1 自分の運動部だけでなく、すべての運動部活動全体の成功に関心を示す。
2 常に適切な身だしなみ、振る舞い、行動によって敬意を示す。
3 ヘッドコーチ、アシスタントコーチ、ボランティアコーチと適切に交流する。
4 締め切り前に、必要な書類やフォームがすべて正確に記入されていることを確認する。
5 活動資金を集めるためにMCPS(モンゴメリー学区)と地元の学校のすべての手順とガイドラインを実行する。