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【開幕特集】「カズさんを見ていたら僕はひよっこ」 41歳小野伸二の原動力「サッカー以外、僕にはない」

開幕戦の相手・横浜FCは「J2のときと比べものにならないぐらい質が高い」

 9年ぶりに北海道コンサドーレ札幌は開幕戦をホームで迎える。迎え撃つのはJ1最年長の三浦知良を始め、中村俊輔、南雄太ら経験豊富な選手を擁する横浜FCだが、「対戦相手がどうとかってことよりも、自分たちがどうあるべきか。開幕戦に向けてどう調整できるかが大事なこと」だと考えている。

 小野自身、2019年にFC琉球への移籍後、J2時代の横浜FCとの対戦経験がある。しかし、「J2のときと全然比べものにならないぐらい質が高くなっている」と指摘する。

「攻撃に対する速さとか、一人ひとりの技術の高さも変わっているし、能力の高い選手がいるチーム。新しい選手も加入していて、どういう選手が試合に出てくるのかも分からない状況なので、相手がどうとかよりも、自分たちがいい準備をして、自分たちらしいプレーができれば勝つことができるんじゃないかなと思うので、そこを目指してやっていきたい。それにカズさんもいますし、俊輔くんも、同級生の雄太もいます。簡単な試合にはならないので、いい準備をしていきたい」

 旧知の仲間たちとの対戦も楽しみの一つなのかもしれない。それでも、やはりワクワクするのは41歳で迎えるJ1の舞台だ。

「新しいチャレンジとして、J1の舞台に帰って来られたことは自分のなかでもうれしいです。ただ、それに満足することなく、自分がピッチに立って、少しでもチームの勝利に貢献できるように頑張っていく、それだけです」

 小野にとって、プロ24年目のシーズンがついに幕を開ける。変わらないサッカーへの情熱と勝利への執念を携えて、再びJ1の舞台に“僕らのヒーロー”が帰ってくる。

■小野伸二(おの・しんじ)
1979年9月27日、静岡県生まれ。清水商業高校(現・清水桜が丘高校)卒業後の1998年に浦和レッズに加入、Jリーグ新人王とベストイレブンを受賞。翌年にはナイジェリアで開催されたワールドユース選手権(現FIFA U-20ワールドカップ)に出場し、キャプテンとして準優勝に貢献した。2001年にオランダのフェイエノールトへ移籍し、UEFAカップで優勝すると、ドイツのボーフム、オーストラリアのウェスタン・シドニー・ワンダラーズFCなどでプレーした。また18歳で日本代表デビューを飾ると、2002年日韓大会、2006年ドイツ大会とワールドカップにも出場した。

(THE ANSWER編集部)

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