厳戒豪州で大会側がバタバタ 1200人対応の余波で日本人選手「練習が急遽キャンセル」
錦織は今日にもトレーニング再開「そこは朗報と言える」
しかも、30日も何時に隔離解禁になるかまだわかりません。大会直前に2日間ハードロックダウン状態になることだけは避けたいところです。オーストラリア政府からホテルのドアの下にレターで、ホテルの退出時間が通告されます。それを今は待つのみです。
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その一方で、日本代表でチームメートの錦織選手も早ければ今日にもトレーニング再開できるので、そこの部分は朗報と言えると思います。
入国2週間の隔離期間が終わると選手、関係者も基本的には自由になります。これからは自分でホテルを選ぶことができます。選手の中にはAirbnb(宿泊、民泊仲介サイト)で部屋を借りる選手もいます。
メルボルンには新型コロナウイルスの感染者はほとんどいません。28日はオーストラリアの新規感染者が6人と報じられていました。凄いですよね。屋外でマスクをしている人は稀にしか見ませんが、それでもルールは守らなければいけません。
先日タイ料理屋で食事した客からコロナの陽性反応が出たそうですが、市民はトラッキングされているので、同時刻に食事をしていた他の客全員が検査を受けたそうです。陰性だとしても2週間の隔離。陽性なら入院になります。一方、クリケットの試合を観戦した観客の1人が陽性となったようで、この時も周りの観客は全員が検査を受けたそうです。全員が陰性で、この時は隔離されなかったとのことです。状況ごとに政府も対応を分けているようです。
選手もメルボルンのルールを守っています。1.5メートルのソーシャルディスタンスと、屋内ではマスク着用が義務付けられています。観客が陽性になった時、コートの選手も濃厚接触者になってしまうのか。選手たちも心配しています。神経を尖らせて自衛を心がけなければいけない大会になりそうです。
■松井俊英(まつい・としひで)
1978年4月19日、千葉県柏市生まれ。42歳。ATPダブルスランキング世界207位。シングルスランキング802位。私立八千代松蔭中学卒業後、カナダ・トロントのノースビュー・ハイツ・セカンダリースクールで単身語学留学を経て、ブリガム・ヤング大ハワイ校卒業。2000年にプロ転向後、06年、10年にデビス杯日本代表に選出。世界46か国以上を転戦し、19年には41歳で現役選手として世界最年長のATPランカーとなった。2年連続でATPカップ日本代表にも選出されるなど実力は健在。オンラインサロンも展開中。
公式サイトは、https://104matsui.official.ec/
https://toshihide-matsui.jp/
(THE ANSWER編集部)