錦織ら“隔離組”に追い風 ATPカップ開幕が1日延期、現地の日本人選手「これは朗報です」
選手は前向き「ポジティブに取り組んでいこう」
僕の場合、2週間の隔離が終わるのは30日ですが、錦織選手は1日早く入国していたので、29日には隔離期間が終了となります。ここから日本代表としてチーム練習ができます。当初の日程では3日間の準備期間でしたが、2日に初戦を迎えると仮定すれば、錦織選手は最大で5日間のトレーニング期間を手にすることができます。部屋の外に出ることができなかったハードロックダウン組にとって、準備期間は1日でも長いほうがいい。これは朗報です。
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選手は世界中からチャーター便で入国したので、隔離解禁日はそれぞれ異なります。ですが、大会側はなるべく早くハードロックダウン組の隔離を解禁すべく動いているそうです。錦織選手やアザレンカ選手らは最優先で解禁されることになりそうです。
日本代表チームはアプリ上で繋がっており、選手からは「こんな状況だけれど、ポジティブに取り組んでいこう」と前向きな言葉も出ています。今回代表チームの監督を務める錦織選手のパーソナルコーチ、マックス(ミルヌイ)さんとも連絡が取れています。
慌しい状況は続きそうですが、これまで通りに準備に集中していければと思っています。
■松井俊英(まつい・としひで)
1978年4月19日、千葉県柏市生まれ。42歳。ATPダブルスランキング世界207位。シングルスランキング802位。私立八千代松蔭中学卒業後、カナダ・トロントのノースビュー・ハイツ・セカンダリースクールで単身語学留学を経て、ブリガム・ヤング大ハワイ校卒業。2000年にプロ転向後、06年、10年にデビス杯日本代表に選出。世界46か国以上を転戦し、19年には41歳で現役選手として世界最年長のATPランカーとなった。2年連続でATPカップ日本代表にも選出されるなど実力は健在。オンラインサロンも展開中。
公式サイトは、https://104matsui.official.ec/
https://toshihide-matsui.jp/
(THE ANSWER編集部)