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コロナ禍の全仏OP 帯同コーチが見た大会の現状「この状況で…不安は正直あります」

空港のソーシャルディスタンスは1メートル(左)。宿舎には新型コロナ対策に関する張り紙も(右)【写真:本人提供】
空港のソーシャルディスタンスは1メートル(左)。宿舎には新型コロナ対策に関する張り紙も(右)【写真:本人提供】

「バブル」の中で行われた全米オープンとの違いは?

 PCR検査はこれから週2回行われます。自分も陽介も日本でPCR検査を受けて、陰性と診断されています。今回のテスト結果は24時間以内に出ますが、そこで陰性と診断されたら、会場にアクセスできるクレデンシャルが発行されます。2度目の検査で陰性だった場合、試合に出場の許可が出るという流れになっています。

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 大会側からの通知で状況は頻繁に変わります。現時点ではPCR検査のフィードバックが出たら、選手もスタッフも街に出ていいと言われました。フランスは新型コロナウイルスの陽性が現在も39万件と報じられています。この状況で、外に出ても大丈夫なのか、という不安は正直あります。

 と思っていたら、今部屋に大会側から手紙が届きました。ホテルからの外出は違反扱いになるそうです。ホッとしました。

 全米オープンとその直前の米国で開催されたツアーは「バブル」と呼ばれる完全隔離の空間を作った状態で行われました。クレデンシャルにGPSが装着されていて、濃厚接触者をトレースできるシステムになっていたそうですが、全仏はどうなるのでしょうか。現時点で感じるのは全米ほど防疫体制が徹底されていないなという印象です。

 陽介は今大会、予選からのエントリーになります。18日から公式練習が始まります。コロナ対策もしっかりしながら、試合の準備をキッチリと進めていきたいと思っています。

(THE ANSWER編集部)

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