【#今こそひとつに】トライアスロン佐藤優香が贈る「感謝」 自粛中に得た気付き
この春、新型コロナウイルスが拡大し、各地で「STAY HOME」の動きが広がった。一歩ずつ、収束に向かう中で今なお、医療従事者をはじめ、社会のインフラを支える人々はリスクを背負い、最前線で私たちの暮らしを支えてくれている。誰もが身近で「命を支える人」「生活を支える人」「社会を支える人」に感謝の気持ちを抱いた瞬間があるのではないか。
特別連載「#今こそひとつに」、東京五輪出場を目指す28歳が伝えたい「ありがとう」
この春、新型コロナウイルスが拡大し、各地で「STAY HOME」の動きが広がった。一歩ずつ、収束に向かう中で今なお、医療従事者をはじめ、社会のインフラを支える人々はリスクを背負い、最前線で私たちの暮らしを支えてくれている。誰もが身近で「命を支える人」「生活を支える人」「社会を支える人」に感謝の気持ちを抱いた瞬間があるのではないか。
株式会社「Creative2」は、各界の著名人らが感謝の気持ちを発信する「HEARTS AS ONE」プロジェクトを立ち上げ、運営する5つのメディアが横断した特別連載「#今こそひとつに」を展開中。「THE ANSWER」には今回、トライアスロンの佐藤優香選手が登場。東京五輪日本代表候補として注目される28歳は、未曾有の状況の中でも練習に集中できるように導いてくれる飯島健二郎監督と周囲の人々に、「ありがとう」を届けた。
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東京五輪出場権を目指し、最後の追い込みに入っていた4月。緊急事態宣言が発令され、練習していたプールが営業されなくなってしまった。当たり前にあると思っていた練習環境が、急に目の前から消えた。
「普段の泳げる環境や練習できる環境は当たり前のことじゃないんだな、特別なことなんだなっていうのを再認識しました」
目標としていた東京五輪は、2021年に開催延期。目標を再設定しなければいけないことは、アスリートにとって簡単なことではない。だが、「本当に多くの方から『五輪が延期になったけど大丈夫?』『延期になっても佐藤さんのこと、応援してます』と声を掛けていただき、逆に力になりました」と周囲の温かさに触れた。
トレーニングに没頭していた毎日が大きく変わり、自分の目標だけを見つめていた目に、今まで見過ごしていたいろいろな状況が映るようになった。コロナ禍の最前線で働く医療関係者の献身ぶりも、改めて実感。「本当に感謝の気持ちでいっぱいです。自分以上に難しい環境の中でお仕事をされていると思うと、自分も何かしなければ、できることはないかな、という気持ちになりますね」と話す。
練習ができることは決して当たり前ではないこと。最前線で働く人のおかげで生活が支えられていること。コロナ禍で再認識した感謝の気持ちに気付くヒントを与えてくれたのは、所属チーム(トーシンパートナーズ、NTT東日本・NTT西日本、チームケンズ)の飯島健二郎監督であり、身近にいる仲間たちだった。
「私が感謝したい人は、監督と支えて下さる周りの方々です。スポーツができることや、トライアスロンという競技と日々向き合うことのできる素晴らしさを教えて下さり、本当に充実しています。元気に競技ができるのも、監督や支えて下さる多くの方のサポートがあるからこそなので、本当に感謝の気持ちでいっぱいです」
感謝の気持ちは「多分、伝わってるんじゃないかな」と照れ笑いするが、感謝の気持ちを届けるベストな方法は、来年に控える東京五輪に出場し、結果を残すことかもしれない。緊急事態宣言は解除され、再び佐藤の練習に打ち込める環境に身を置けるようになった。だが、感染拡大が止まる気配はなく、まだまだ気を緩めることはできない。
「コロナの感染が広がってきているので、皆さんも気を付けましょう」
■特別連載「#今こそひとつに」展開中
新型コロナウイルスの感染拡大で社会状況が厳しい中、誰もが「命を支える人」「生活を支える人」「社会を支える人」に感謝の気持ちを抱いた瞬間があると思います。医療従事者や社会インフラの維持に尽力する人たちにその思いを届けたい、人と人との“距離”が遠い今だからこそ、みんなの心をひとつにしたい――。頑張る人たちにエールと感謝の気持ちを届けるため、様々な「声」を発信しています。また「THE ANSWER」を運営する「Creative2」が5月18日に開設した新サイト「HEARTS AS ONE 今こそひとつになろう」では、スポーツ界以外からも寄せられている著名人らのメッセージ動画も多数公開しています。
(THE ANSWER編集部・佐藤 直子 / Naoko Sato)