現役プロテニス選手が感じたオンライン指導の可能性 対面に「近いものが実現できた」
プロテニスプレーヤーの綿貫敬介(明治安田生命)が21日、公益財団法人東日本大震災復興支援財団が立ち上げた「東北『夢』応援プログラム」のオンラインイベントに登場。1年間に渡って遠隔指導ツール「スマートコーチ」を活用し、指導してきた福島県いわき市の少年少女10人と交流。成果発表イベントを遠隔で行なった。
「東北『夢』応援プログラム」で遠隔指導の締めくくり
プロテニスプレーヤーの綿貫敬介(明治安田生命)が21日、公益財団法人東日本大震災復興支援財団が立ち上げた「東北『夢』応援プログラム」のオンラインイベントに登場。1年間に渡って遠隔指導ツール「スマートコーチ」を活用し、指導してきた福島県いわき市の少年少女10人と交流。成果発表イベントを遠隔で行なった。
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いわき市の子供たちに遠隔指導を続けて、3年目の締めくくりとなるイベント。「夢応援マイスター」として、遠隔指導してきた綿貫は新型コロナウイルスの影響で、成果発表の舞台となる、いわき市のテニスコート「ア・パース」での直接対面は実現しなかった。
だが、プロテニスプレイヤーで弟の陽介のツアーに帯同し、指導も行う綿貫に指導を受けたいという子供たちの願いはオンライン形式で実現した。
「ア・パース」にカメラ2台を用意。現地在住のコーチ2人と連携して、綿貫氏は自宅にいながらもいわき市のテニスコートに揃った生徒10人に的確な指示を続ける。
「ラスト2球!」「ラケットを下から上に動かす! 意識はできているけれど、ボールの横ではなく、背中を打つようなイメージで!」
スライスサービスとスピンサービスを打ち分ける精度など、生徒個々のテーマに対して、遠隔とは思えないほどライブ感溢れる指導を展開した。