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「やればやるほど上達する」 元バスケ日本代表がオンラインで子供に伝えた的確な言葉

渡邉氏は子供たちに努力の大切さを説いた【写真:編集部】
渡邉氏は子供たちに努力の大切さを説いた【写真:編集部】

渡邉氏が伝えたい努力の大切さ「スポーツも勉強も一緒」

 今度は立ち上がった姿勢でのドリブル練習だ。椅子やスツールなど膝の高さくらいの障害物を用意し、まずは右手だけのドリブルで障害物を越えるように20回。重心が安定するように腰を落とした姿勢をキープしたまま、続いて左手でもドリブルを20回。体育館ほど広さのない場所でするトレーニングでは、ドリブルの確実性やスキルの正確さなどの基礎が鍛えられる効果がある。約20分のトレーニングが終わる頃には、ボールがあちこちに転がることはなく、子供たちの腕前は確実にアップしていた。

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 トレーニングが終わると、いよいよ成果発表だ。「スマートコーチ」を通じて、この1年間、子供たちはどれほどの成長を遂げたのか。子供たち一人一人の発表に、渡邉氏は優しい笑みを浮かべ、うなずきながら耳を傾ける。

 今春から中学生になった松岡遼くんは「この1年で声を出せるようになりました。ボールコントロールやジャンプショットも上手くできるようになりました。スマートコーチを通じて、自分のできないことが分かって、改善することができました」と発表。渡邉氏は「中学に入って、これから自分より大きい先輩とプレーすることになるけど、相手と比べるのではなく、自分はどういう選手になりたいか考えながらやってみて下さい。応援しています」とエールを送った。

 このプログラムを始めるまでバスケットボールをしたことがなかったという6年生の根本幸紀くんは「ドリブルや技が前よりできるようになりました」と笑顔。さらに「毎日練習することで上達できて、いい1年になりました」と成長を報告した。すると、渡邉氏は「毎日一生懸命取り組んだ、その姿勢を続けて下さい。やればやるほど上達するのはスポーツも勉強も一緒だからね」とアドバイス。子供たち一人一人に的確な言葉を送った。

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